きのうの世界 (恩田陸)
- 2008/09/28(日) 22:43:17

(本の内容)
誰も予想できない結末が待っている!!恩田陸が紡ぐ、静かで驚きに満ちた世界。
塔と水路がある町のはずれ、「水無月橋」で見つかった死体。1年前に失踪したはずの男は、なぜここで殺されたのか?
「これは私の集大成です」――恩田陸
"あなた"と呼ばれた人物が失踪し死体となって見つかった男の謎を追うためにMという一風変わった町に訪れたところから物語がはじまります。
このあまり見かけない二人称を用いた文章であたかも自分も探偵しているような気持ちになり、一緒に謎を解くつもりで読みぐいぐいと物語の世界に入っていけました。
二人称の物語と交互に、事件と関わりがありこの町で暮らす人々の物語が三人称で語れられます。
男が町にいた半年前と、"あなた"が町にやってきた現在。
時間軸が、そして人物が入り乱れ、ますます謎が深まります。
果たしてこのMとういう町に隠された秘密とは?
そして男の死の謎とは?
物語が後半に差し掛かったところでようやく"あなた"と呼ばれている人物の正体が判明…と思ったら!
この辺りから様々な謎がドミノ倒しのように次々と明かされる謎に驚かせられました。
特にビックリしたのはあの逆転の発想!
まさに「やられた!」の一言でした。
読後感は決して良くはなくざらざらとしたものが残りますが、著者の言葉通り集大成であることは間違いない作品だと思います。
本格ミステリーが軸になっていると思いますが、ファンタジー、そしてホラーの要素も込められているからです。
特にこの町を「造ってきた」ある一族の得体の知れないところに鳥肌がたちました。
恩田ファンにとっては必読の作品であることに間違いはないと思います。
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きのうの世界 恩田陸
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恩田陸 『きのうの世界』
きのうの世界/恩田 陸 ¥1,785 Amazon.co.jp 失踪した男は遠く離れた場所で殺されていた 塔と水路の町にある「水無月橋」。霜の降りるような寒い朝、殺人事件が起こる。バス停に捨てられていた地図に残された赤い矢印は……? 恩田陸待望の新刊 これまた恩田陸さんら
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- 2008/11/05(水) 22:20:10
恩田陸 きのうの世界
大好きな恩田さんの新刊です。私ってあまり新刊に飛びつく読者じゃないんですが、(どちらかというと発売されて少し時間が経って評判を聞いてから読むタイプです。)この本はミステリらしいし、恩田陸の集大成!と宣伝されていたので早速読んでみました。 上司の送別会の直後に失踪した男は、遠く離れた場所で殺されていた。塔と水路の町にある「水無月橋」で。霜の降りるような寒い朝に殺人事件が起こる。バス停に捨てられていた地図に残された赤い矢印は、事件と関係があるのだろうか・・・? これは新聞に連載されていたんだそうですね〜イン
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この記事に対するコメント
こんばんは。
まさに集大成な作品でしたね。
ドミノ倒しの前に、パズルのピースを繋げているようでもあり、
迷路であちこち探していたような感じもあり、でした。
あの一族は、底知れない怖さでしたね。
熱中の読書タイムでした。
>藍色さん
こんばんはー
こんなに多くのピース(謎)をどう繋げ収拾できるのか不安に思っていたのですが、
さすが恩田さん杞憂でした。お見事でした。
あの一族についての謎がかなり残っていて(いくらか仄めかされていますが)、それが気味悪く怖かったです。
ミステリーに怖さも加わりさらに勢いをつけられて、最後まで読書することを止められませんでした。
こんばんは
こんばんは。TBさせていただきました。
恩田さんらしい作品でしたね。
本当不思議なことが沢山起こっていて先が気になって仕方ありませんでした。ラストのオチはあまり好きではなかったのですが、それでもさすが恩田さんと思わせてくれるお話でした。
>masakoさん
こんばんは
実は自分は恩田作品をあまり多く読んだことがないのですが、
少しだけ自分もあの「カ○スは…」なんて思いましたが(これはギリギリ?)、最初から最後まで恩田さんらしい作品でしたね。
次に何が起こるのか想像つかなくて、自分も夢中で読みました。
こちらにもこんにちは♪
このラストは人によっては受け入れられないというか、納得いかないかもなぁ・・・と思ったのですが、個人的にはアリだと思いました。いかにも恩田さんらしいなぁと(笑)
塔と水路の町の雰囲気とホラーやファンタジーの要素が上手く混ざり合っていて、恩田さんの集大成というのにも納得でした。
>板栗香さん
あらゆるジャンルの作品に精通した恩田さんらしい作品でしたよね。
恩田さんの作品、特にミステリーはいつもこんな感じですよね(恩田ミステリーは初めてなのに言い切ったw)。ですから自分は最初からラストについて覚悟して読んでいたので、逆に「案外スッキリ書かれていたな」と思っていました(笑)。
とっても恩田さんらしい物語でした。
今回大仕掛けでビックリしました。
町の謎はとっても楽しかったんだけどなあ。
にゃんこがどこから来るのかわかんない、みたいなところがとっても好きでした。
>ちきちきさん
恩田さんらしい作品…ですよね?(あまり恩田作品を読んでいないため疑問系)
予想外の大技が炸裂し唖然としました。
不思議な様々の謎が独特の雰囲気を醸し出していました。
リベさん、最新記事があれってサボりすぎ!(笑)
ミステリだと思って読んでいたので、あのラストは微妙でした。
それにあの人まで死んじゃうなんて・・・。でも嫌いではなかったです。
「ドミノ」がいいらしいですよ。一応キープはずっと前からしています。