陽だまりの彼女 (越谷オサム)

  • 2008/05/18(日) 01:06:27




(本の内容)

運命の人ってけっきょく、諦められない人のことだよね、たとえ何が起きたとしても。

幼馴染みと10年ぶりに再会した俺。かつて「学年有数のバカ」と呼ばれ、冴えない
イジメられっ子だった彼女は、驚異の大変身を遂げていた。
モテ服にさらさら大人ヘア、しかも、デキる女系。でも彼女、俺には計り知れない
過去を抱えていて……
切なくて可笑しくてふわふわ心温まる、大プッシュの新鋭が描く完全無欠の恋愛小説!

待ちに待っていた越谷さんの新作は期待していた以上に楽しめました。

前半は主人公が仕事の場で真緒と10年ぶりに再会した現在のエピソードと
冴えなかった中学時代のエピソードが交互に進められます。
とにかく真緒のダメさぶり(苦笑)が凄いのです。
協調性はきわめて低いし、わがままだし、気が強い、しかも頭が決定的に悪く、
ありえないエピソードも数知れず。
だけどとても愛らしく、気に入った相手に対してすぐ「なつく」憎めない女の子だったのです。
彼女の天然キャラぶりに読んでいて何度笑ったことでしょうか。
その天然キャラぶりは成長したはずなのに現在も基本的に変わっていないとは。
二人は再会した後、とんとん拍子でお互いの距離を縮めていきます。
そして一連の有川作品に匹敵するのではと思うほどのとても甘い話になろうとは(笑)。
二人はついに駆け落ちし、ゴールインするのですがこれは早すぎではと思ってしまいます。
だけどこれには深い理由があったのです。
その後、次々と明かされる彼女の過去や謎。それが思わぬ方向に…

恋愛小説でもあり、ミステリーでもあり、しかもファンタジー!?
笑えて泣ける小説が好きな人は是非読んで欲しいです。
ほんのりと温かくなる結末も素晴らしく良かったです。

この本は今年のマイベスト1候補だ!
…と思っていたのですが、よもや次の本でひっくり返されるとは(これはお楽しみに)。

ところでこの本は是非とも図書館で借りずに買って読んで欲しいと思います。
特に購入者特典がついているわけではありません。
なぜなら…おっとここからは読んで確認してください。
読み終わった人ならきっとその理由は分かります…よね?
一応理由も書きますが、ラストに関するネタバレなので未読の方はみないでね。
(以下 反転)

表紙の下の方にネタバレが!!
帯がついている本ならわからない…はず。
だけど何て大胆なネタバレなんだろう。

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陽だまりの彼女 越谷オサム

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この記事に対するコメント

好きそうな匂いがする本です(笑
まだ図書館にはないみたいだし、買うべきでしょうか。でもお初だからな〜。。。
ひっくり返された本も気になります。

>あさとさん
あさとさんならきっと好みのど真ん中だと思います。
まだそれほど話題になっていないと思うので借りるなら今のうちです!
でも買ってもきっと後悔しない出来だと思いますよ。

こんばんは。
恋愛場面は、ほんと甘かったですね〜。
まさに、有川作品男性版!?って言えそうな甘さに困りました。
>すぐ「なつく」憎めない女の子
ネタバレギリギリかも(笑)。
いろんなジャンルを網羅した面白さで、ラストはほっとしました。

これを覆す本って何でしょう??とても楽しみです。

>藍色さん
こんばんはー
越谷さんがこんな甘い恋愛を書けるなんてビックリしました。
しかもこんなオールマイティな小説なんて、なんて贅沢な内容なんでしょう!

>ネタバレギリギリかも
そこはさらっと受け流してください(笑)。

>これを覆す本
ちょうどいま、感想を書いたところです。
マイナーな出版社ですし、しかも事実上の新人の方が書いた本なので余程のことが
ないかぎり埋もれてしまいます。
しかし素晴らしい本だったので、ぜひ期待して待っていてください!

なんとなく

表紙と、りべさんの言葉で
なんとな〜く想像がつく気がするのですが、
もしかしてそういう結末なのかしら。
りべさんがこれだけ絶賛するのですから
私も読んでみようかな。
それにしても、これを上回る作品とは???
明日(かな)のブログ更新を楽しみに
待ちたいと思います〜。

>BEEさん
表紙なんて言ってましたっけ〜 あれ、おかしぃなぁ(滝汗)。

(気を取り直して)
すごくよくできた小説なんで、ぜひぜひ読んでくださいねー
この本はどなたにでもおすすめできる1冊です!

こう来たかって感じのラストでしたね。
それを知ると、彼女の行動のひとつひとつが納得。
ミステリとしてもよく出来ていたと思いました。
それと新婚甘甘生活はキューンと来ましたとも。

>しんちゃん
まさかのオチでしたね。
伏線もバッチリ決まっていました。
こんなに甘〜い新婚生活は有り得ないけど少しだけ憧れます(笑)。

私も越谷さんの新刊、相当楽しみにしてたんですよ。
なので、ちょっと相当ビックリしました。
肩透かしとかそういう否定的なのとは違うんですが、なんか、読んだ後しばらくぽか〜んとなってしまいました。
いまだにちょっとぶつぶつ言ってしまいます。

>ちきちきさん
冷静に考えれば反則スレスレかなとは思います。
だけど、その前の甘〜い展開で蕩けていた自分はすんなり受け入れてしまいました。
個人的にはこういうのって好きですね。

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